このような症状が見られるときは、充電端子部分(DCジャック)が破損しているか、充電端子部分(DCジャック)とマザーボードを接続している配線が断線していることが多いです。この場合、部品修理や交換が必要になります。とても小さい部品のため、比較的難易度が高い作業です。
最初に充電器を接続して、パソコンに反応があるか確かめます。充電器を接続する際にグラつきがないか、パソコンの奥に充電端子部分(DCジャック)が押されていないかなどを確認します。次にパソコンを分解し、マザーボードが目視できるところで充電端子部分(DCジャック)とマザーボードがしっかり接続されているかを確認します。
充電端子部分(DCジャック)に接続されているケーブルはハンダで固めてあるため、一番壊れやすい箇所になります。注意深く観察しハンダに割れがないか、断線していないか確認します。断線などが無い場合は、充電端子部分(DCジャック)本体を確認します。中にピンがあり、そのピンが折れていると充電ができなくなります。この場合は修理ではなく充電端子部分(DCジャック)本体の交換となります。
充電端子部分(DCジャック)と配線を繋ぐ接続部分が破損している場合は、古いハンダを取り除き、新しくハンダ付けをおこないます。充電器を抜き差ししているうちに土台のプラスチックが破損してしまった可能性もあるため、新たにプラスチック補修剤で加工し、グラつきがないように補修します。加工によって、支えている土台部分を強化し充電端子部分(DCジャック)がパソコンの奥に入ってしまうことを防ぎます。
充電器を接続したままパソコンを移動させたり、無理やり抜いたりすると破損の原因となります。パソコンによっては充電端子部分(DCジャック)がマザーボートと一体化している機種もあるため、その場合はマザーボードの修理も必要となり、修理代も高額になります。パソコンを充電する際には、充電器を乱暴に接続しないように注意してください。パソコン修理NAVIでは、高額なマザーボード交換にならないよう、できる限り補修修理を行いお客様へお返しいたします。