Macのハードディスク故障の症状と修理方法

• ・電源は入るが、読み込みが終わらずOSが起動しない
• ・頻繁に読み込みのマークが表示される
• ・動きが極端に遅く、よくフリーズする

ハードディスクは消耗品で、おおよそ4～5年が寿命と言われています。当然、使用の頻度や環境、メーカーによっても変わってきますが、いつかは必ず壊れる部品です。また、熱や振動に弱く、使用中に振動を与えたり、風通しが悪く、熱がこもる環境で使用したりすると読み込みができなくなり、OSが起動しない、フリーズするといった症状が現れます。

症状がひどい場合には、ハードディスクからカシャカシャという音が聞こえたり、読み込みの度にウィーンという機械音が聞こえたりということもあります。こうなってしまうと、ほとんどの場合、中のデータは読み込みができなくなってしまいます。

診断方法としては、「ディスクユーティリティー」から「ディスクの検証」を行うことでエラーが検出され、「First Aid」などで修正を行うことができます。何かしらのエラーで修正ができない場合には故障が疑われます。他の方法としては、Appleハードウェアテストを行う方法があります。

起動時にDキーを押し続けることで実行できる故障切り分けツールです。2013年6月以降に発売された Mac については、代わりにApple Diagnosticsを使用します。テスト終了後に表示されるコードによって故障の切り分けを行います。

ハードディスクにはMacに入っていた全てのものが書き込まれているため、壊れてしまうと取り返しがつかないことになります。通常使用での劣化の場合、読み込みが遅くなる、書き込みや保存に時間がかかるなど、動作が遅くなる症状が出てきます。この症状が現れた場合はなるべく早めにデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。MacにはTime Machineというバックアップ用の機能が付いているため、この機能を使ってデータを保存しておくようにしましょう。